経営法務の学習(1次試験)

はじめに

中小企業診断士を受験される方で、得意科目と不得意科目が分かれる科目です。
法律に関しては、実務でも調べることがあったため、短期間で攻略してやると息巻いていました。(勘違い・・・)

経営法務をこれから学習しようとされている方は、出版年を必ず確認してください。
法令改正があるものは最新の法令で学習しないと意味がありません
過去問題集でも、「平成〇〇年 改題」のように最新の法令に合わせて修正してくれています。
そのため、受験年度向けのテキストと問題集で学習しないと本番で間違う可能性が高いです。

このブログを書いているのは2020年3月ですが、間もなく民法が大きく変わるので、変わったところが問われるかもしれませんね。
過去問題集に改正部分が扱われていないかもしれませんので、テキストを併用した方が良いと思います。

科目の特徴

本当に幅広い知識が問われる科目です。法律が苦手な方は、学習範囲を半分くらいに絞って足切りを回避する方法をお勧めします。
必須分野は、民法、会社法、知的財産権
余力があれば、独占禁止法、消費者契約法の過去問で問われた選択肢(不正解分を含めて)を理解するという方法が良いと思います。

特に知的財産権は、申請からか登録からか。何年間かといった基本的な点に加えて、違反の可能性があったら、どのような対応を取ることができるかは押さえておきたいポイントです。

足切り回避が前提ですので、苦手科目だった場合は、得意科目とセットで受験することを忘れずに。

勉強方法【過去問着手前】

勉強開始が1次試験の6か月半前からでしたので、極力学習を短縮しました。
(2倍速の映像を見て一気に進めました。経営情報システムと同じです。)
問題演習は、通勤時間にスマホでやりました。できなかったところは、電車の中でネット検索をしたりして、知識を補充していました。

ところが、最初に壁にぶち当たったのは、知財関連の問題が解けない解けない・・・
暗記科目で法律の試験なので、文言が違う部分があるだけで間違いという繰り返しです。
とても大変でした。

逆に、学習経験がない方でもきちんと覚えれば点数が伸びる科目ですので、これから受験する方には頑張ってほしいと思います。

私の経験では、通信講座で問題演習が入っていればその問題を、独学の方は練習問題を早い段階でやることをお勧めします。
理由は、法律試験独特の表現に慣れることと(間違い選択肢の書かれ方にも慣れる必要がある)
民法の分野は、登場人物の関係や取引関係を図に書いて、正しい選択肢を短時間で選択できるようになるためです。
特に、図にしてから間違い選択肢を消していき、最後に正解を選ぶスキルを身に付けると良いです。

勉強方法【過去問着手後】

そして二つ目の壁です。過去問の点数に波が大きかったことです。
年によって20点くらい上下してしまう状況でした。

基本的に勉強方法は、過去問を解く→間違えた問題は解説を読むということを繰り返していました。
過去問を繰り返すうちに、この選択肢のこの部分が間違っているというのが分かってきます。
次に、この表現が〇〇だったら正しいということが分かってきます。

経営法務の過去問は、繰り返して正解率を上げていくという忍耐の日々で、とても苦しかったです。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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