はじめに
中小企業診断士試験に合格後、実務補習について調べ始めました。
実務補習の準備について調べているなかで、足りない知識や診断の進め方を学ぼうと思ったこと。
また、組織作りに強い診断士になりたいと思ったことから、色々な資料や書籍を集めました。
※2019年度の2次試験は12月25日に合格発表でしたので、既に実務補習は申込み済で、2019年の年末には、書籍を読み始めていました。
内容は、一度読んだだけでは覚えきれないので、その後も時間を見つけながら、読み返しています。
実務補習で使用したもの
実務補習でのみ使用したものから紹介します。
①業種別審査辞典(きんざい)
比較的紹介されている方が多いと思います。
業種そのものの特徴、業務の特性、業種毎の資金関連の記載があります。
図書館で閲覧できます。
最新のものは第14次業種別審査辞典で、2020年1月刊行です。(コロナ禍前)
出版社のきんざいでは、WEBで刊行後のフォローアップレポートを公開しています。
②業種別業界情報(経営情報出版社)
業種別審査辞典同様に、業界動向が分かります。
①と②で、どちらが参考になるかは一概に言えません。好みで判断すればよいと思います。
③帝国データバンク会社年鑑
売上高、純利益が3期分
主要仕入先と主要販売先(診断先によっては活用できると思います。)
※私は、主要販売先の情報も収集したことがあります。
取引銀行、従業員数、株主など(このあたりは、実務補習開始後に分かることもあります。)
④(番外編)MOS Wordの本
Wordの知識は大切だと思い知りました・・・
実務補習の診断報告書は、班のメンバーで分担して記載したものを後で一つにしますし、書式のルールを決めて行うので、4日目の生産性に大きな影響が出ます。
ただ、班のメンバーのうち、誰か一人が得意であれば何とかなるかもしれません。
実務書あれこれ
実務書はこれを買いました。一通り読みましたが、一気に詰め込んだのと、アウトプットが不足しているので、かなり忘れかけています。
①中小企業経営診断の実務(TAC出版)
この本は、新刊はもう手に入らないかもしれません。私も中古で買いました。
実務的な記載が多く、実務補習後も参考になると考えています。
②コンサルタントのフレームワーク(同友館)
直観的な印象では、①の本とテキストを足して2で割った感じです。
1次試験の企業経営理論のテキストに比べると格段に分かりやすいです。(テキストより先に読めば良かったかも・・・)
③金融機関が行う経営改善支援マニュアル(日本政策金融公庫)
かなり実務寄りです。起業支援・創業支援で役に立つのではないかと考えています。
もしかすると、コロナ禍の改善にも役立つ可能性があるかもしれません。
④事業デューデリジェンスの実務入門(中央経済社)
事業DDで、訪問前にやるべきことや内部環境分析の手法といったことが具体的に書かれているので、個人的には、大変参考になっています。
⑤あの同族企業はなぜすごい(日本経済新聞出版社)
一言で、実務補習先が同族企業だから買いました。
吸収力が無かったためか、実務補習では活かしきれませんでした。ただ、今後どこかで役に立つと思っています。
⑥儲かる中小企業 人手不足に負けない111のポイント(中小企業庁)
頑張って読んだのですが、企業の様々な事例が載っており、実務補習の時点では、消化不良でした。
組織作りの大切さを学べる他、目次の作りが良いため、主要な企業の事例を見つけやすいところが良いです。
⑦世界のエリートが学んでいるMBA必読書50冊を1冊にまとめてみた(KADOKAWA)
一言で、企業経営理論の分かりやすい本です。
まとめた本ですし、MBAの方と読書量を競う気はありません。
当然、50冊全部を読んだ結果、中小企業の経営者の役に立つのであれば良いのだと思います。
個人的には、2次試験の事例Ⅰと事例Ⅱの網羅性と他社における成功事例として読むと良い本だと思いますので、興味のある書籍が50冊の中から見つかれば、その本を購入して読めばいいのではないでしょうか?
=>「スタディング 中小企業診断士講座」のキャンペーン情報や無料お試しはコチラ!
ここまでお読みいただきありがとうございました。