2次試験(口述試験)の一日

はじめに

今回は口述試験の一日をお伝えしたいと思います。

口述試験の受験票

口述試験の受験票は、三つ折りの圧着ハガキです。

ハガキの中には、受験番号、氏名の他、
「あなたは、筆記試験の結果、口述試験を受ける資格を得ましたので、お知らせします。」と書かれています。
そして、

口述試験の日時と会場は次のとおりです。
あなたの口述試験の開始予定時間
令和〇年〇月〇日(日)
午後〇時〇分(予定) ※受験者別に集合時間が決まっています。
口述試験会場XXXXX

といったことが書かれています。

試験会場へ

令和元年の東京の試験会場は東京理科大学金町キャンパスでした。
私は午後2時過ぎの試験開始でした。最寄り駅に着いたのは午前11半くらいです。電車が止まっても、バスやタクシーで試験会場に行けるように早く出ました。(早すぎですが・・・)

最寄り駅から試験会場に行くまでに、スーツ姿の男性とすれ違います。
駅前の店舗が並ぶ道すがら、日曜日にスーツ姿の男性がいるのは、口述試験だからですね。

Twitterには、知人同士で口述試験が終わってファミレスで話しているというツイートがたくさん流れています。(いいなぁ)
二次試験の受験指導校に通った方達なのでしょう。
こういうときは、通信教育は孤独です。

試験会場

試験会場に着くと待合室を案内されます。
待合室の席は3割くらいしか座っていません。
午後の受付開始は12:30~です。
それまでは待合室で待機です。

待機室にいる男性は、99%くらいスーツでした。(当日、ビジネスカジュアルの男性は一人だけしか見見かけませんでした。)

12分間隔で試験時間毎に30人くらいずつ呼ばれていきます。
2次筆記試験の問題を見返しますが、待合室では緊張感があって覚えられません。
問題文そのものを覚える意味は無かったです。(結果論)
むしろ、その会社に必要な助言とそのざっくりとした理由(要因)を覚えておいた方が良いです。

自分が受付をする時間がやってきました。
「〇時〇分予定の方は受付をしてください。」
受付を済ませると、指定の座席へ座ります。
徐々に前の試験時間の人が呼ばれていき、ついに自分の順番に。

案内していただく方と二人で教室20人~30人くらい入る教室の前の椅子で待つよう指示を受け、じっと待ちます。
そして、最後に試験が終わったら、どこにも立ち寄らずに帰ってくださいと言われます。

口述試験

教室に入って良いとの指示を受け、ノックして扉を開け、挨拶をして鞄を置き、席に着きます。
目の前には口述試験を担当される試験官の方が座っています。

「これから口述試験を始めます。」

まずは、自分の名前を言います。
事例Ⅰと事例Ⅳについて聞かれました。

農産物加工の会社において、現在取り組むべきことは何か」を聞かれました。
→乾燥技術を売り込むために営業に注力するということを話始めたところ、「社長としてどのようにすべきでしょうか」と言われてしまい、この瞬間から緊張感MAX!

「正社員が多い会社の特徴を答えてください」と聞かれるもののちゃんと答えられません・・・
10分間で4つの質問に答えるにもかかわらず、まだ3分くらいでしょうか・・・

試験官の視線が置時計に。。。

事例Ⅳ(D社)の質問が始まります。
「新規プロジェクトを行う際の注意点を答えてください。」
緊張が抜けず、冷静に答えられません。

試験官の方から、「それだけですか?」と再度聞かれてしまう状況に。

「短期借入金を長期借入金にするメリットを答えてください。」
頑張っても短い言葉でしか答えられず、、、

少し間をおいて、「これで試験を終了します」と口述試験が終わりました。

挨拶をして席を立ち、鞄を持ってから、再度、試験官の方へ挨拶をして扉を閉めて退室しました。
所要時間7分くらい。(一人10分くらいのはずです)
とても不安な帰途でした。
「ちゃんと答えられなかったから短かったのかな」とか「短時間で終わってしまう自分のような人は不合格になってしまうのではないか」と思っていました。

後々、開示請求の結果、点数が良かった順に
事例Ⅳ>事例Ⅰ>事例Ⅱ>事例Ⅲ
だったので、私は、点数が高い方から2事例が口述試験で聞かれたのですが、きちんと答えられませんでした。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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